現在位置: 釣りTOP > 魚攻略ガイド > アオリイカ(ルアー)
説明
その一生はたったの1年。春から夏にかけて浅場の藻に産み付けられた卵は、平均3週間ほどで孵化する。産まれたばかりのアオリイカは海の表層を漂いながらプランクトンを補食し、胴が親指大まで育つとフィッシュイーターの本領を発揮し始め、イワシやネンブツダイなどの小魚を追いかけるようになる。そして水温が低くなる頃には深場へと移動し、春には藻の密生する浅場へとやってきて産卵。その短い一生を終える。
周年狙えるが、エギングで釣りやすいのは数釣りが楽しめる秋と産卵のため浅場に寄って来る春から初夏。キロオーバーのものは、少し寝かせたほうが美味しくいただける。
シーズンデータ
タックル
<ロッド>
7〜9ft(2.1〜2.7m)のエギングロッド(入門者には8ft前後が最適)。エギを力強くシャープにシャクるため、ロッド自体にある程度パワーがあり、なおかつラインが絡みにくいガイドを持ったものというのが最低限の条件。とりあえずやってみるだけなら、7〜9ftのシーバスロッドでOKだが、本格的にやりたいのなら専用のロッドを手に入れてほしい。なお、使用するエギは3.5号がメインとなるので、アクションはミディアムかミディアムヘビーがベストだ。
<リール>
スピニングリールが基本。大きさは、使用するラインやロッドとのバランスを考慮して選ぶ。使用するライン(0.6〜1号のPEライン)から考えると、かなり小型のリールを使うこともできるが、ラインに抵抗を与えずキャストすることや巻き取りのスピードなどを考えると、必要以上に小型のリールを使うのは不利。2500〜3000番と表記されたリールがお勧めだ。
なお、リールは「右利きの人は左手でハンドルを巻く」のが一般的。ほとんどのリールのハンドルは、左右簡単に付け替えられるので、もし利き手側に付いていたら、反対側に付け替えよう。
<ライン>
PEライン0.6〜1号前後を100〜150m(入門者には0.8〜1号が最適)。エギをよりアピールすることで日中のアオリイカ釣りは成立し、それが現在のエギングへと発展した。つまり伸びが少なく、直線強度が高いうえ軽いPEラインの使用が、現在のエギングを生んだのであり、PEラインの使用こそがエギングの基本だ。
<リーダー>
PEラインにも弱点はある。それは熱に対し極端に弱いこと。熱に弱いということは摩耗性に弱いということ。つまり根ズレに弱いのだ。これを克服するため、ラインとエギの間にショックリーダーを付けよう。根ズレに強いフロロカーボン製が最適。ラインが0.8号なら2〜2.5号が標準。メインラインとはFGノット、ミッドノットなどで結束しよう。
★タックル ワンポイントアドバイス
あまり釣れていないときなどは、どうしてもエギをチェンジしたくなるもの。そんなとき便利なのがエギ専用スナップだ。リーダーの先にこれを付けていれば交換のたびにリーダーを切る必要がないうえ、当然、いちいち結ぶ必要もない。
エギ
サイズは3.5号、カラーはピンク、オレンジ、ブルーを手に入れる。
市販されているエギのサイズは、おおむね2〜4.5号。このうちぜひとも手に入れたいのは3.5号。この大きさの出番が最も多く、コロッケサイズ(手のひら大)から3kgクラスまで狙える。
このエギは木材やプラスチックで形成されており、ほとんどのものが、それに金・銀・赤・マーブルなど下地テープが貼られ、その上にさまざまな色の布が巻かれている。布の種類や柄などの各要素を含めると、色のバリエーションは数千種類。大きさ以上にセレクトに悩む。
このカラーセレクトに関しては、さまざまな意見があるので、まずは一般的に言われている基本のみを押さえておけばよいだろう。
基本となる下地は赤テープと金テープ、布の色はピンク・オレンジ・ブルーの3色。これにモスグリーンかオリーブ、茶色があれば完璧だ。
★エギセレクト ワンポイントアドバイス
最初は1つのメーカーの同じ形で揃えよう。メーカーの違いはもちろんのこと、同じメーカーのものでもタイプが違えば、沈む角度や速度が異なってくる。最初のうちは3本ずつの購入がオススメ。まずは下地が赤テープのピンク・オレンジ・ブルー、次に下地が金の同色を手に入れるとよいだろう。根掛かりなどでロストしたらその色だけを買い足していこう。
ポイント
アオリイカの代表的な釣り場には、
・防波堤や漁港内
・ちょっとした磯場やゴロタ石の続く浜
・沖磯や離岸堤
などがある。
防波堤や漁港は、その規模よりも立地がキモ。潮通しのよい場所にあるということが重要だ。湾の奥深くではなく、湾口周辺。外海に面している防波堤や漁港ならベスト。もしそれが大きな港なら一番外側に位置する堤防が有力だ。
磯やゴロタ浜なら、先の条件に合致した防波堤や漁港に隣接するところがオススメ。比較的簡単に釣り場に入ることができるうえ、アオリイカの好む条件が整っていることが多いからだ。
アオリイカが好む主な条件
・隠れるところがある
・エサとなる小魚が豊富な場所
・波が比較的穏やかなところ
・濁りがない
・海水温が著しく変化しない場所
これらを総合すると、狙いたいポイントは海藻帯や沈み根の周り、それに消波ブロックの周辺や船道、海中のカケアガリなどになる。この中で特にオススメなのは海藻帯。アオリイカはモイカと呼ばれている地方もあるくらい、海藻のあるところを好むのだ。ただし、そうしたポイントは根掛かり必至で釣りにくい。それでも思い切ってチャレンジしてみてほしい。そここそが好釣果への近道なのだ。
★釣れる場所 ワンポイントアドバイス
潮通りの良さそうなポイントを見つけたら、まずはその周辺をひと回り。スミ跡があったら、そこでアオリイカが釣れた証拠。目の前がポイントだ。
釣り方
釣り方の一連の流れは次のとおり。
1)狙いたいポイントの近くにエギをキャスト(投入)
2)ラインを出したままエギを沈ませる
3)エギが着底したら糸フケを取る
4)ロッドを大きくシャクってエギを跳ね上げる
5)軽く糸フケを取り再びエギを沈める
以下、(4)と(5)を繰り返す。基本はこれだけ。
なお、アタリはラインの動きなどとして現れる。アタリがあったら竿を大きくあおり、ラインを緩めないよう巻上げるのが基本だ。
では、上記をもう少しだけ詳しく解説しよう。
(1)のキャストは周囲の状況にもよるがオーバーヘッドキャストが一般的。狙いたいポイントの向こう側へ投げよう。エギが着水したら竿先を下げ、エギを沈ませていく。ラインは出るままに任せる。そしてその動きが止まってラインがフッとたるんだら着底した合図。リールのベイルを戻して糸フケ(=ラインの余分なたるみ)を取り除こう。
ちなみに、エギの沈降スピードはサイズや形状、ラインの種類や太さ、風や潮の条件によって異なるが、標準的な3〜3.5号なら3〜5秒間に1m前後沈む。つまり水深5mのボトム(海底)には15〜25秒で到達するはずだ。
そして大事なのが(4)のシャクリ。このときのエギの動きがアオリイカへのアピールとなる。興味をもったイカはエギに近づいてくるので、シャクリのあとは、もう一度しっかりボトムまでフォール(=沈めること)させよう。イカはこの時にエギに抱きついてくることが多いのだ。
慣れないうちはフォール中のアタリが分かりにくいが大丈夫。次に行なうボトムからのシャクリがそのままアワセになるからだ。
とにかく、鋭く、大きく、何度もシャクリを繰り返し、エギをイカにアピール。それこそが釣果を得るコツだ。










