定番エギ実釣比較!エギング特集「使えるエギとは?」:@niftyつり

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エギング特集 定番エギを実釣比較!スペックだけでは分からない特徴をチェックしてきました!

使えるエギとは?

 誤解を恐れずいうなら、どのエギでもアオリイカは釣れます。もう少し言い方を変えるなら、メジャーなメーカーが作っているものなら、ほぼ間違いなくアオリイカは釣れます。ではなぜ、これほどたくさんのエギが世の中に存在するのでしょうか? すでにたくさんの種類があるのに、なぜ、次々と新製品が出てくるのでしょうか?

好みがエギの種類を増やす

 素直な人のためには「今よりもっと釣れるものが必要とされているから!」という答えがあります。また、少しひねくれた人のためには「商売というオトナの事情」なんて答えもあります。ですが、それはいくつかある理由のうちの1つにすぎません。本当はこのほかに一番の理由があります。それはアナタが新しいエギを求めるから。つまり各人の好みを追求した結果なのです。

 好みというのはかなり重要。エギングをやる人の好みとは、エギでアオリイカを釣るために「自分がどうしたいのか?」の現れだからです。「エギに仕事をさせるための操作をしたい人」もいれば「エギを自分の思い通りに動かしたい人」もいます。すると当然、好みのエギも異なってきます。その細かなニーズに合わせようというのが、現在の製品群なのです。

 とはいえ、「好み」などというものがはっきりするのは中級者以上(もしかしたら上級者かも)。入門者や初心者の方々にとっては「好み」などありませんよね。あるのは「釣れるかどうか」「使えるかどうか」です。

 だから、繰り返しになりますが結論を言いましょう。釣れるエギをお探しなら、メジャーなメーカーの製品を選んでください。釣れるのは「全部」ですから。使えるエギは……もちろん全部ですが、使いやすいエギという言葉に変えてみてはどうでしょう。それだと、ある程度の差違が出てくると思います。

 というわけで、今回のインプレッションでは、エギを4つの観点から眺めてみることにしました。ここから、自分にとって使いやすいエギを探してください。

インプレッションの読み方

 まずは今回のテスターたちのプロフィールを見たうえで、各人の好みのエギを『愛用エギ』でチェックしてください。それを念頭にインプレッションを読みます。

 各人の好みがモロに出ているので、「偏っているなぁ」と思うかもしれません。でも先に記したとおりそれでいいんです。自分が信じるエギこそが、最高にして最強のエギ。それを持っている人たちが書いているのですから。

 その少々偏った意見でも眺めていると、どのようなエギかがおぼろげながら見えてくるはずです。素直に、「へ〜、そうなんだ」と読むのもよいでしょうが、意見を比べてみるのもエギを選ぶ際の参考になります。

 釣りはイメージの遊び。特にエギングは、実際にアオリイカが捕食しているものをエサに釣るのではなく、エギという何に似せたのかはっきりしない無生物を使って行うだけに、イメージはエサ釣り以上。妄想とすら言ってもよいのかもしれません。そんな釣りをしようというのですから、どんどん想像してください。自分が使う状況も想像し、それに合致するものが紹介した中にあれば、手に取ってみてください。

 いろいろなことを書いてきましたが、今回のインプレッションが少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

<テキスト:小林てるひこ>

今回使用した5メーカー、7モデル

今回のエギ特集で取り上げたモデルは以下のとおり。条件を揃えるため、いずれも3.5号のエギを使用しました。(なお、エギマルネオのみ2.5号)

  • ヤマシタ エギ王Q ベーシックカラー 3.5号
  • ヤマシタ エギ王Q ナチュラルカラー 3.5号
  • YO-ZURI アオリーQエース 3.5号
  • 釣研 ダートフォース 3.5号
  • マルキユー エギリーフラッシュマックス 3.5号
  • マルキユー エギリーダートマックス 3.5号
  • ブリーデン エギマルネオ大分 2.5号(参考)

テスタープロフィール

 エギングとは、エギをキャストし、自分が思い描いた動きをするよう操作し(たつもりになって)、自分のイメージしたとおりに(だと思い込みつつ)アオリイカをキャッチすることを目的とした釣り。そんな妄想の達人たちを今回は呼び集めました。
腕を上げたがために、欲しいエギがリアルになり、リアルになったからこそ妥協を覚えた人たちでもあります。

鉄本 健一郎
鉄本 健一郎
1977年 愛知県生まれ
釣り歴:25年
エギング歴:7年

 釣り好きの父親の影響で幼稚園のコロから釣りを始め、以来、海・川・池・湖などであらゆる釣り経験。現在はボートでのシーバス・アオリイカ・ヒラメ、船でのライトジギング(タチウオ)〜近海ジギング(カツオ、ヒラマサ)がメイン。年に数度は八丈島・沖縄方面へ遠征し、大型のマグロ・カンパチも狙っている。

テストで使用したタックル

ロッド:シマノ セフィア806
リール:シマノ ステラ3000
ライン:サンライン CASTAWAY 12LB
リーダー:シーガー グランドマックス 2.5号

愛用エギ

マルキユー エギリーダートマックス 3.5号及び4号Shallow&Deep
 1年を通じてメインで使っているこのエギの特長は、「使っていて楽しい」ということ、また「思いのままにアクションさせることが出来るうえ、それが手元でよく解る」ということです。ShallowタイプとDeepタイプをポイントの水深や潮の流れに応じて使い分けますが、Shallowタイプでほぼ陸からボートまでカバーできます。カラーも豊富で、遊び心のある可愛いものからベーシックやナチュラルなものまで揃っています。さらに水中での発色がとても良いのも、お気に入りのポイントです。
 自分の釣りのスタイルはどちらかと言うと「攻撃的」で、広く探り派手に誘う釣りを得意としています。そういったアングラー要求にはこのエギが全て応えてくれることでしょう。

畠山 八一
畠山 八一
1971年 東京都生まれ
釣り歴:
エギング歴:8年
主な釣り場:伊豆半島

 アオリイカのエギングをこよなく愛する営業・企画系サラリーマン。主な出没地は伊豆半島全域。休みともなるとひたすら大型のアオリイカを求めラン&ガンを繰り返す。これまでエギングでの最大のアオリイカは、2009年7月19日伊豆某所で釣り上げた3125g。
 現在、あわび本舗フィールドモニター。エギング情報満載のブログ「極秘 烏賊類補完計画第81次中間報告」も好評公開中!

テストで使用したタックル

ロッド:カンジ サムライブレード86セパレート
リール:ダイワ イグジスト2508
ライン:サンライン PE−EG HG 0.6号
リーダー:サンライン ブラックストリーム2.0号

愛用エギ

kanji international clicks PROSPEC
 中空ボディ&内臓ウェイトシステムが生み出す19gとは思えない圧倒的な飛距離が魅力。また、フリーフォール時の強い前傾姿勢とスローフォールによりピンポイントのエリアをじっくり探れるところ、さらにラインスラックでのシャクリによるキビキビとした切れのいいジャークをしてくれるところが気に入っています。
 カラーは現在12色ほど使っていますが、どんなシチュエーションでもまずはオレンジやピンクの派手系でサーチをかけ、反応がなければナチュラルカラーに変更してさらに探ります。一番のお気に入りはディープインパクト/ゴールドです。

内田 勝也
内田 勝也
1969年 神奈川県生まれ
釣り歴:30年
エギング歴:13年くらい

 元有名釣り具店のカリスマ店員(船釣り担当)。行う釣りは淡水のルアー以外すべて。さほど表には出ていないが、間違いなくエギングブームの火付け役の1人であり、現在もエギング関連書籍でモデルや解説を行っている。初めてエギを投げたのは17歳、初めてアオリイカを釣ったのは18歳、初めてエギでアオリイカを釣ったのは22歳、PEラインを使ったいわゆるエギングを始めたのは杉原正浩氏に出会った27歳のとき。以来、ずっとエギングにハマり続けている。これまでにキャッチした最大のアオリイカは4150g。

テストで使用したタックル

ロッド:コータック コンペティションエギ78
リール:ダイワ トーナメントエアリティー2500改
ライン:ユニチカ エギングスーパーPE2 0.8号
リーダー:ユニチカ エギングリーダー 2.5号

愛用エギ

キーストン エギ大分プラプラ4.5号
 飛距離に関しては失速感を伴わない安定性が魅力。またフォールスピードに関しては、フルキャスト時であってもライン及び潮流に影響されにくい絶妙な自重により、速すぎず遅すぎずの安定した沈下を得ることができる。さらに立ち上がりのレスポンスについては、サイズからは想像し得ないほどの加速を少ない抵抗で得ることができる。
 跳ね上がる高さについては1回のシャクリ動作で十分な高さを得られ、メインラインの進入角度に対し素直に追従してくれるようだ。これにより手前への可動距離も小さくて済むので大きなエギにありがちなシャクリの回数が少なくなってしまうこともない。また、フックサイズもほどほどであり、強度に関しても申し分なし。
 そして最も気に入っているのは、そのシンプルなカラーリング。背面に柄が無く視認性が高いのがよい。これら全てが申し分なし。欲をいえば4寸以下のモデルがあればよいのだが……。
 したがって、最も良く使っているエギとなるとアオリーQの3.5号。その理由は使い手を選ばない安定したトータルバランスにある。後発で様々なエギがリリースされてくるが、今でもロングセラーであり続けるのは、その実力の現れであろう。

それではまず、各テスターの実釣によるキャスト性能から見てみよう。

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